夏の風物詩「アートアクアリウム」
日本橋三井ホールにて毎年開催されている展示イベント「アートアクアリウム」。ライティングやプレジェクションマッピングなどの最新技術を使ってアクアリウムを演出した、和のアート作品が展示されています。
光だけでなく、香りや音の演出も加わり、会場全体が幻想的な雰囲気に包まれており、夏のおすすめのイベントの1つです。
様々な種類の金魚
ライティングされた綺麗なアクアリウムの中を、金魚が優雅に泳いでいます。まったく金魚に興味く、祭りの金魚すくいでしか見ることがなかったので、これほど様々な種類がいるのかと驚きました。
らんちゅう?オランダタイプ?獅子頭?
らんちゅうは、一般的に背びれのない金魚の種類を指します。
また、オランダタイプは、背びれがあり、頭部に肉瘤(こぶ)が発達する金魚の種類を指します。
こういった情報なら調べればすぐに得られるのですが、見分けようとすると話が違ってきます。背びれはないが肉瘤(こぶ)はある…果たしてこの金魚は何者だったのか…
実際、金魚の品評会に来たわけでもないので、種類はどうでもいいのかもしれません。
この幻想的な空間に触れて楽しむことができればそれで充分。
なんとも言えないこの表情を見てください。こぶが気持ち悪いような触ってみたいような、なんとも言いがたいこの姿。ある人は可愛いと言い、ある人は気持ち悪いといい、そういった意見の違いすらも楽しめるとなおいい。
頂天眼?水泡眼?
眼が完全に上を向いていて、背びれがなく、目元が水泡のように膨らんでいます。
自分の目の前にいる魚がなんなのか一瞬わからなくなるほど不思議な姿。下を見ることなく、上しか見ていないこのたくましさは、手本にするものがあるのかもしれません。
様々な展示作品
巨大金魚鉢「大奥」
このイベントのメインはおそらくこれでしょう。
ため息がでるほどの美しさ。圧巻。
「大奥」を表現した、幅3mの複合的な作品で、多くの女性が自らの美を競い合う豪華絢爛な世界を表現しているのだそうです。
華魚繚乱
川に見立てたアクアリウムをひな壇状に展示した大型作品。このアングルから見てもかなりの数の金魚が泳いでいるのがわかります。これを別アングルから見ると
・・・すごい。
この他にも様々な作品があり、どれも時間を忘れて見入るほどでした。
アート作品はどれも素晴らしく、見ていて飽きないため想像以上に時間が経っていました。金魚自体もよく見るととても面白い。入る前まで、金魚自体には大して興味がなかったのですが、会場を出る頃には可愛く見えてくるのだから不思議です。