深海2017
2017年7月11日から同年10月1日まで、上野の国立科学博物館で開催されている「深海2017」
深海に住む発光生物や巨大生物、深海での災害や資源など、様々な展示がされています。
不思議な生物
デメニギス
これだと実物はどんなか分かりにくいので、イラスト素材をいただいてきました。
頭部が透明になっている不思議な魚。
この透明の膜の中は液体で満たされていて、そこに見える緑色のものが目。一見、目に見える部分は鼻にあたります。
緑色の筒状の目が真上を向いている状態です。
餌となるクラゲなどより深い位置で、餌の影や発光を捉えて捕食するそうです。
餌を追いかけるときは目の向きを正面にぐるっと回して、ちゃんと前を向いて泳ぐとのこと。
ホウライエソ
この凶悪な顔から海のギャングと言われている魚。
口に収まらないほどの牙は、数少ない獲物を確実に捕らえる為に長くなったとされています。
巨大な生物
ダイオウイカ
深海の巨大生物として有名なダイオウイカ。これでもまだ小さい方なんじゃないだろうか…。
他にも、ダイオウイカ以上の大きさがあると言われている「ダイオウホウズキイカ」についての展示もありました。
…なんとかサメ
名前を忘れてしまいました。たしかなんとかサメ。
深海最強の捕食者の候補にあがっていました。
深海の資源や災害
生物に関する展示の他に、深海の資源を回収するための大型船や仕組みが展示されていたり、
東日本大震災のときに海底で起こったプレート境界面での現象なども展示されていました。
こちらは、有人潜水調査船「しんかい6500」の内部。
その他の常設展
「深海2017」の隣には「日本館」と「地球館」の常設展があります。
こちらは無料で見れるにも関わらずかなりの見ごたえ。
国立科学博物館は、特別展も常設展もおもしろいので、定期的に行ってみると楽しめるかと思います。