都会の真中で大自然を満喫できる「等々力渓谷」
2016-05-21 観光名所東京都

コンクリートに囲まれた大都市東京の、それも23区内である世田谷区に、大自然を味わえる憩いの場があると聞き、行ってきたのがここ「等々力渓谷」。東京で育った人からしたら、23区といえど世田谷は自然がある方だと言いますが、都外の人間からすれば23区内にこれほどの自然があるとは思いもよりませんでした。

等々力駅から徒歩すぐ

東急大井町線の等々力駅から徒歩すぐのところに渓谷の入口があります。多くの自動車が行き交う道路のすぐ傍に突然その入口が現れます。突然過ぎて本当にここなのかと一瞬疑いましたが、堂々と「入口」と書かれていました。

階段を下って行くと川があり、頭上には先程の入り口があった道路が橋として架かっています。上から見るのと下から見るのとでここまで別世界になるとは。鉄筋の赤さが鳥居の様に見えなくもない。

橋をくぐってすぐに広がるこの景色。生い茂る木々と木漏れ日。つい先程までの都会の喧騒が嘘のようです。
川の水も想像以上に綺麗で、東京にいることを忘れてしまうほど。

さらに奥へ進むと等々力不動尊という寺社にたどり着きます。ちょうど何かの行事が行われていたため、写真を控えておきましたが、綺麗な境内と茶屋などがあり、午後から渓谷に来た場合はここで休憩するのがよさそうです。

等々力不動尊の方へ上がっていかずに奥へ進むと綺麗な芝生のある日本庭園があり、シートを敷いて弁当などを食べるのに調度いいスペースとなっています。午前中から渓谷に行く場合は、ここで昼食を食べるのがおすすめ。

日本庭園から上がると、目の前に公務員宿舎があり、その向こう側に玉川野毛公園があります。ここにはなんと小学生の頃に誰もが習ったあの「古墳」があります。実物を見たことがないので立ち寄ってきました。

こちらがその古墳。

そう…なんとも…見るからに…古墳？。

ふと見れば丁寧に階段まであります。

こちらが頂上からの景色。頂上です。一応。

東京23区内であるにも関わらず、渓谷から古墳まで味わえる等々力。
手軽に都会の喧騒を忘れたい時などは等々力渓谷を散策するのがいいでしょう。