青木ヶ原樹海の洞窟
青木ヶ原樹海は富士の樹海とも呼ばれ、心霊スポットや自殺の名所として、多くの方が耳にしたことがあると思います。(その多くは俗説やデマでしかないのですが)
そんな富士の樹海に、コウモリの棲息地として知られる、天然記念物にも指定された溶岩洞穴があります。
別件で近くに来ていたので、私は空いた時間を使ってこの洞窟に立ち寄ってみることにしました。
ここが入場口と売店を兼ねた施設。
入場口をくぐると目の前は青木ヶ原樹海。
洞窟を甘く見てはいけない
洞窟と聞いて、カップルが手を繋ぎながらキャッキャウフフと散歩する場所だと思う者はいないと思いますが・・・。
このように、中は暗く湿っていて、天井から床まで凹凸が激しくゴツゴツとしています。
まず、ヒールで歩けるような場所ではありません。
ヒールを履いてきた場合は入場口で長靴を借りることができるので必ず履き替えておきましょう。
スカートもおすすめしません。
屈んで歩くことがあるので短ければ色々見えてしまいますし、長ければ地面に擦って汚れたり切れたりするでしょう。
ヘルメットは必須。
入場口でヘルメットを渡されるので洞窟内では恥ずかしがらずに必ず着用しましょう。調子に乗って着用せずに、頭をぶつけてうずくまるよりは恥ずかしくないはずです。
樹海について
冒頭で少し触れましたが、富士の樹海についての噂の多くは事実とは異なるものです。
例えば、迷い込むと抜け出せないという話をよく聞きますが、方位磁石に若干の誤差は出るものの使用することは可能だそうですし、携帯電話の電波の範囲も増えているそうです。携帯電話が使えればGPSも使えます。
樹海の奥に行けばどこも同じ景色な上に、足場が悪く直進できないため、そうなってしまえば迷うことは大いにありますが、それは富士の樹海に限らず広い森など全てに言えることです。
実際、自衛隊などはこの青木ケ原樹海を踏破する訓練などを行っているそうです。
と、本題からずれてしまいましたが、
ここ「西湖コウモリ穴」では、鬱蒼と生い茂った樹海の景色や、探検しているかのような溶岩洞窟の雰囲気を存分に楽しむことができます。
入場料は300円と安く、それほど広いわけでもないので、近くに来た際はふらっと立ち寄ってみるのもいいでしょう。