何かが違う動物園
今回は、宇都宮にある一風変わった動物園と噂の「宇都宮動物園」に行ってきました、
一風変わったと聞いても、動物園である以上、動物が見れればそれで普通だと思うのですが・・・と、思いつつ、宇都宮駅から車を走らせること数十分。
駐車場に着くや否や、私は最初の違和感に襲われました。
それは駐車場に堂々と佇んでいました。
私は動物園に来たはず・・・。間違って別の駐車場に停めてしまったのだろうかとよく見てみました。
…宇都宮動物園。
紛れもなく宇都宮動物園のようです。
動物園からロボットへの連想。生命と非生命、有機物と無機物。
ただ駐車場に車を停めただけでこれです。
案内板
ロボットの歓迎に怯えながら入場口へ。すると間もなくして動物園についての案内板が目に入りました。
その案内板には・・・
「動物のごはんを買って、動物にあげると
楽しいよ
楽しさなど1つも伝わってきません。むしろ戦慄を覚えるほど。
入場口に着く前からこの違和感。この先にちゃんと動物園があるのか疑いたくなります。
そしてこちらが入場口。この何とも言えない手作り感満載の入場ゲート。チケット売り場の横で亀が出迎えてくれました。このなんとも言えない表情もまた違和感。
駐車場からまだ数十メートル。にも関わらずこの有様です。
もうすでに「一風変わった」をこれでもかと実感できました。
夏はプール、冬は釣り堀
入場してすぐのところにプールがありました。今までの違和感からスルーしそうになりましたが、動物園にプールがあるのも見たことがありません。
冬は釣り堀として使っているようで、この時は釣りを楽しむ人がたくさんいました。
夏、ここのプールに来た人の話を聞くと、生臭かったそうです。原因はこれでしょう。
間近に猛獣
プールから奥へ進むとやっと動物園らしくなってきます。動物の大きさにしては狭めの檻に入っているため、少し可哀想ですが、その分、間近で見ることができます。写真こそありませんが、珍しいホワイトタイガーもいました。
しかし何よりも注目していただきたいのは、動物ではなく檻の奥の壁。なんと広告が設置されています。檻の中に広告、しかも斬新なタッチ。これもまた他の動物園では見たことがありません。
動物に餌をあげられる
あの戦慄の案内板にも書かれていたように、園内で売っている餌を動物にあげることができます。
餌袋の音を聞いただけでプレーリードッグが寄ってきたのであげてみました。
病気の治療中ということで痛々しかったのですが、それでも食べる姿は可愛らしい。
リスザルとの触れ合いコーナー
時間が合えばリスザルと触れ合うことができます。いや、正確には、こちらは手を出すと危険ということで、リスザルからの触れられコーナーということになります。
飼育員が客のもとにリスザルを誘導してくれるので、肩や頭に乗ってくれます。想像よりも小さくて軽く、リスザルもまた可愛らしい。
キリンにも餌付け
間違えました。
これはキリンではなく、突然現れるシュールな動物達です。
こちらが珍しい、キリンへの餌付けコーナー。
餌を差し出すと長い首をこちらに向け、想像以上に長く、青紫の舌を震わせながら伸ばしてきます。
まぁ、キリンも・・・かわいら・・・しい。
動物以外の見どころ
こちらは唐突に現れた城。
中は資料館となっているのですが、外見とは違って1フロアしかなく、一瞬で見終わってしまいます。
この他にも哀愁ただようアトラクションの数々。レトロ過ぎて別の意味で乗るのが怖い・・・。
そもそも動物園にアトラクションがあること自体、他の動物園とは一線を画していることがわかります。
このように宇都宮動物園は他の動物園とは大きく何かが違います。
実際に肌で感じてもらうのが一番だと思います。
そして、もしここに来ることがあったら必ず餌を買ってください。動物に餌をあげると
楽しいよ