大人への登竜門
一説によれば、大抵の女性は幼少期にここへ赴き、夢や希望、愛を学び、そうして大人への階段を登って行くのだと言います。世の女性にとってここは、学び舎であり、聖地であり、登竜門。
それがここ「サンリオピューロランド」だそうです。
エントランス
虹をイメージしたシンメトリーのエントランス。周りの景色からして、ここだけ別世界なのが分かります。外にまで夢が溢れています。
ショーフロア?
ここが中心部に当たるフロア。夕方頃に入場したため、すでにショーが行われており、中央に置かれた巨大樹の上とその周囲をぐるっと囲むように、様々なキャラクターが動き回っていました。
正直、所詮こども向けの遊園地だろうと高をくくっていたのですが、入場早々にして考えを改めました。
セットも演出も想像以上で、特にサンリオキャラクターたちと一緒に踊るダンサーのパフォーマンスには驚かされました。
パーティーへの招待
このショーを見たい気持ちはあったのですが、入場時間が遅かったため目的のキャラクターに会うのを優先することに。噂によればそのキャラクターは、とてもこの世界観のキャラクターとは思えない姿をしているとのこと。
私は、ショーを横目に見ながらそのキャラクターが潜んでいるというアトラクションの列に並びました。
それがこちら。
詳細は忘れてしまいましたが、船のようなアトラクションに乗って、招待されたパーティーに向かうというものでした。ディズニーランドで言うところの「イッツ・ア・スモールワールド」といったところでしょうか。
なんとも和やかな雰囲気が続いています。
本当にここにそんなキャラクターは潜んでいるのでしょうか。
と油断していると、それは突然現れました。
焦りのあまりピントが合わない!
何度も画面をタップしたが一向にピントが合わない。まさか・・・呪い・・・
ピントが合う頃には目前を通り過ぎていました。
これが今回の目的のキャラクター。サンリオの世界観から逸脱している、4.5頭身ほどのキャラクターです。
公式にもケロッピの仲間として少し大きなキャラクターはいましたが、これほどではなかったはず。ケロッピの仲間のフリをして何者かが紛れ込んだに違いない。異様なバランスから見ても、夢や希望を振りまいてくれるとは到底思えません。
撮影に失敗し落胆していると、いつの間にかアトラクションの終盤に差し掛かってしまいました。最後に記念写真を撮ってくれるとのこと。撮影ポイントに差し掛かり、声をかけられた方を向いてみると・・・
!
なんと予想外の展開。
このキャラクターは2人いたのです。
しかも他のキャラクターと仲良くなっています。
このままでは、キティちゃんもりんご5個分ではなく4.5頭身になってしまうのでは・・・。
おもてなしムード満載のショー
アトラクションから戻ると、ちょうど中央の巨大樹の前でショーが始まるところでした。
観覧者参加型のショーで、別売りのステッキ使ってキティちゃんと一緒に魔法を唱えると、プロジェクションマッピングによって巨大樹が輝きを取り戻す、といったショーです。
何より素晴らしいのはショーが終わった後。
ショーが終わるとともにキティちゃんがどこかへ帰ってしまうのではなく、撮影用にしばらくポーズを取って目線をくれるのです。なんというおもてなし。
明らかに宝塚歌劇団監修のショー
この後、余った時間を使ってとあるショーを見ることにしました。
「ふしぎの国のアリス」をアレンジしたショーで、アンチエイジングに勤しむハートの女王の周囲で起こる騒動を、キティちゃんが解決するというものです。
ここで「アンチエイジング」という言葉を耳にするとは思いませんでしたが、こちらのショーも想像以上の出来。
笑いあり、涙あり、どうにか事態も解決しエンディングに差しかかったところで
突然の宝塚演出。
宝塚を見たことがない人でもわかる、あの階段からキャストが下りてくるシーンです。
突然過ぎて本当に驚きました。
悩ましげに踊るダニエルの姿は目に焼き付いて離れません。
このように夢と希望とファンサービスに溢れた、大人も楽しめるピューロランド。
女性に限らず一度は行ってみるといいでしょう。男だけで行く勇気はありませんが。