2011年に開館して以来、ずっと行きたいと思っていながら後回しにしていた「藤子F不二雄ミュージアム」。4年経ってやっと行くことができました。
ミュージアムは最寄り駅からすでに始まっている
長年の思いに反してあいにくの天気だったため、直通バスが出ているという登戸駅に向かいました。
この日はなかなかに寒く、風雨に凍えていると明らかにそれとわかる可愛らしいバスがやってきました。逃げこむように急いで乗り込むと…
すでにそこは藤子F不二雄ワールド
シートや降車ボタンの他に小さなショーケースまで
入場前からドラえもん尽くし
バスを降りると目の前がエントランスになっていて、外壁に埋め込まれたショーケースがいくつか並んでいました。入場の時間は決まっているので、ゆっくり見たい方は早めに到着しておくといいでしょう。ミュージアムを出てからも見れますが、最終入場の回の場合、出る頃には展示が終わっているので注意。
ショーケースの他に、よく見ると外壁自体にもドラえもんが。
やはりドラえもんがメイン
入場すると、キテレツやモジャ公などの作品もたくさん展示されているのですが、原画などの展示以外はドラえもんがメイン。
「彼」がいつ現れるのか緊張しながらも、私は原画コーナーを進んでいきました。
間もなくして目当ての案内が目に入ってきました。
「きこりの泉」を示す案内が。この時点で「彼」が誰なのか分かる人には分かるはず。
そう。
これがあの有名な「綺麗なジャイアン」です。
……!!??(言葉にならない悲鳴)
シトシトと雨が降る中ライトアップされる、沈められたジャイアン。もはや殺害現場。
勇気のある方はレバーを回してみましょう。
綺麗なジャイアンが現れるはずです。
出オチ過ぎてこっちのインパクトが薄味になってしまいました。
でも安心してください。
沈んでいく姿も最高にクールなので満足いただけるはず。むしろ沈んでいく姿を見るためにも是非ともレバーを回してください。
クリスマスツリーもドラえもん仕様
綺麗なジャイアンほど綺麗ではないかもしれませんが、この日はクリスマスが近かったこともあり、クリスマスツリーが展示されていました。
同じ場所には「もしもボックス」も。
ドラえもんの道具をどれか1つもらえるとしたら、間違いなくこれにします。
他にもこういったショーケースがあったり
トイレの案内もこのような感じ。
必ず行きたいミュージアムカフェ
場内にミュージアムカフェがあり、ここでは「のび太の日本誕生」に出てくる「畑のレストラン」をモチーフにしたメニューをたのむことができます。この日は大してお腹が減っていなかったので食べなかったのですが、次回こそはと心に決め、デザートを注文してみました。
こちらもクリスマス仕様
どれも美味しく、甘いモノとコーヒーは合うなと思っていると
忘れた頃に忍び寄る綺麗なジャイアンの恐怖。
盛大にコーヒーを吹き出すところでした。
空き地のドカンも再現
ミュージアムカフェの裏は屋外の展示スペースになっており、みんなが集まっていた空き地が再現されています。外が暗くなってしまったのでわかりにくいと思いますが、これがその空き地。
奥には「のび太の恐竜」のワンシーンを再現した展示も。
なんか死界にでも向かってしまいそうな様相。
爽やかな姿を見たい方は明るいうちに見ておいた方がいいでしょう。
お土産も充実
最後にはお土産コーナーもあり、藤子F不二雄関連作品の様々な商品が揃っています。「エスパー魔美」のタブレットケースはとても懐かしく、他にも文房具などの日常使えるものもたくさんありました。
もちろん綺麗なジャイアン関連商品も。
ドラえもんメインどころか、綺麗なジャイアン推しのミュージアムにも思えましたが、
老若男女問わずに楽しめ、4年越しの想いをも満足させてくれる、見ごたえのあるミュージアムでした。